頭蓋冠と大脳を除去し、前頭蓋窩及び中頭蓋窩の底を露出しています。 中脳は小脳テント部で区切られており、その断面では、上丘、大脳脚、及び黒質を特定できます。 中脳前面には椎骨動脈の、後頭蓋窩からの起始部及び後大脳動脈への分岐が明確に特定できます。
骨壁と頭蓋冠の一部を除去し、外側面からの眼窩を示しています。 脳の前頭葉及び、側頭葉が露出しています。 眼窩は、外側直筋(LR)を分離し、筋円錐を見せています。 その起始部付近の筋肉を剥離し、下斜筋(IO)を露出しています。 また、外転神経を露出しています。
鼻腔の側壁の大部分と、篩骨洞を除去し、眼窩の構造とそれに関連した部位を、内側面から示しています。 後篩骨神経(PEN:鼻毛様体神経、及び第V脳神経)、内側直筋(MR)、及び上斜筋がみられます。