顔面頭蓋及び脳頭蓋の下部で、脳へ血液を供給する頭蓋内動脈が見えます。 アンギオグラフィー(血管造影法)で撮影したデータを、正確にセグメンテーションして製作されました。 椎骨動脈は、大脳孔を通って頭蓋腔に入り、結合して脳底動脈を形成しています。 上小脳動脈は、この停止部の近位で起始しています。
頭蓋腔を切開し、硬膜と大脳鎌(頭蓋冠の正中矢状部に残存)、及び硬静脈洞を示しています。
側頭骨の構造を、CTデータから製作しました。頭蓋骨矢状面、側頭骨錐体部、聴覚器と前庭器の3個セットです。 側頭骨と、耳鼻科的に重要な部位と、頸動脈、硬膜静脈洞、関連した神経、硬膜との空間的関係が示されています。 一部、骨を除去し、頭蓋内鋳型と管で、側頭骨の内側の構造を可視化しました。
頭蓋骨の一部を残し、副鼻腔を露出しています。 前頭洞が、青色で色分けされており、完全に露出し、鼻前頭小孔を示しています。 篩骨蜂巣は紫色に色分けされています。 篩骨の眼窩板を構成している眼窩の内壁を残しています。 蝶形骨洞はピンク色で示されています。